「うちの子、ボランチに向いてるのかな?」
「どうすればボランチとして活躍できるようになるの?」
そんな疑問にお答えするために、この記事では「ボランチになる子」の適正・特徴や、必要なスキル、練習方法、家庭でのサポートまで徹底的にまとめました。
- どんな子がボランチに向いているのか?
- どんな練習をすればいいのか?
- 親の自分はどう支えればいいのか?
この記事を読めば、「うちの子はボランチの可能性ある?」というモヤモヤが、すっきり晴れるはずです。
少年サッカーに関わるすべてのご家庭に、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。
ボランチになる子に向いている適正・タイプとは
ボランチになる子に向いているタイプとは、どんな適正や特徴を持った子どもなのかを見ていきましょう。
サッカー指導者の視線から読み取れる7つの適正・特徴は以下のとおりです。
- ボールへの執着心が強い子
- 視野が広く周囲に気配りできる子
- 試合中でも冷静さを保てる子
- チームのために走れる献身性がある子
- コミュニケーションが得意な子
- サッカーを論理的に考える子
- 指導者に信頼されやすい性格の子
① ボールへの執着心が強い子
ボールを「絶対に失いたくない」と感じるタイプの子どもは、ボランチとして大きな武器になります。
どんな状況でもボールに食らいつく姿勢は、相手への圧力にもなります。
試合中に「絶対に自分で奪い返すぞ!」という気持ちが表情やプレーに出ている子、まさにボランチ向きですよね。
しかも、執着心が強い子は、無意識に「攻守の切り替え」が速い傾向があります。
切り替えが早い=チームのリズムを変える存在になれる、ということ。
実際、育成現場でも、そういう子は「チームの中心」として扱われてることが多いです。
ノリオボールに触る回数が多いポジションだからこそ、「ボールが好き」という気持ちを持っている子には、ぜひ挑戦してほしいですね!
② 視野が広く周囲に気配りできる子
ボランチは【舵取り】と言われるとおり、いわば【サッカーの司令塔】
視野の広さと、周囲への配慮ができるかどうかがカギになります。
ピッチ全体を見渡せる感覚や、味方の動きに反応できる観察力がある子は、それだけで一歩リード。
たとえば「今、あの子がフリーだ」「逆サイド空いてる」と瞬時に気づけるのが理想。
これは、サッカーだけでなく、普段の生活でも“気づき力”がある子に多い傾向です。



「人の気持ちがわかる」「よく周りを見ている」って先生や親に言われるタイプの子、絶対にボランチやらせてみてください!
③ 試合中でも冷静さを保てる子
「試合中にパニックにならず、落ち着いて判断ができる」
これはボランチにおいて超重要な資質です。
というのも、ボランチは守備陣と攻撃陣をつなぐ“中継地点”。
ここで焦ってミスが出ると、チーム全体の流れを壊してしまいます。
逆に冷静にパスや守備ができれば、「チームの安定剤」として絶対的信頼を得られるポジションなんですよ。
実際、指導者が「この子は冷静だな」と感じた子には、まずボランチを任せることが多いです。



冷静さって、派手じゃないけど実は“最大の才能”です!サッカーでは特にね。
④ チームのために走れる献身性がある子
ボランチは試合中、めちゃくちゃ走りまくります。
「ガッと攻めてはガッと戻る」「ガシッと守ってはガッと上がる」の連続。
それを文句も言わず黙々とやれる、献身的な姿勢のある子は本当に貴重。
味方がミスしてもすぐカバーに行ける子、自分の仕事だけじゃなく“チームのため”を考えて動ける子、こういうタイプはコーチも安心してピッチに送り出せます。
実は、プロ選手も“献身性”を理由にボランチにコンバートされることが多いんですよ。



自分が目立つより「チームのために頑張れる子」って、本当にボランチ向き。いい意味で“黒子役”を楽しめる子、最強です!
⑤ コミュニケーションが得意な子
ピッチ上での“声がけ”はボランチの仕事の一つ。
「右空いてるよ!」「戻れー!」など、味方を動かす声がけができると、チーム全体が機能しやすくなります。
また、指導者との意思疎通が上手な子は、戦術理解も深く、ボランチとして重宝されやすいです。
練習中に「今のプレー、どうだった?」とコーチに聞けるような子、最高です。



「よく喋るなあ~」って子は、指示を出すのが得意だったりします(笑)ピッチでは、そのおしゃべり力が武器になりますよ!
⑥ サッカーを論理的に考える子
「なんで今パス出さなかったの?」と聞かれて、ちゃんと理由を説明できる子。
こういう子は、サッカーを頭でもプレーできている証拠です。
ボランチは、感覚だけで動くより、先を読んで判断するポジション。
「この後、相手がこう来るから自分はこう動こう」と考えられる子は、サッカーIQが高く、指導者にとっても使いやすいんですよね。



サッカーって、意外と“理数系脳”が活躍できるスポーツ。勉強も好きな子、ボランチで花開く可能性めちゃくちゃありますよ!
⑦ 指導者に信頼されやすい性格の子
これは当然かもしれませんが【人として、選手として信頼できる子】は、ポジションでも優遇されやすいんです。
指導者から見て「任せて安心」と思える子は、自然とボランチを任されます。
そんな“性格的信頼”がある子どもは、実力以上にチャンスをつかみやすいです。



サッカーの実力はあとからでも伸びます。でも“信頼される人柄”は、すぐにでもボランチ起用の理由にもなるんですよね。
【サッカー】ボランチに必要な能力
世界における歴代ボランチの名選手らから読み取れるサッカー技術を見ていきましょう。
- 正確なパスとトラップの技術
- 両足を自在に使うボールコントロール
- 守備と攻撃の切り替えのスピード
- スペースを読むポジショニング力
- 攻守のバランスを取る判断力
- 試合全体を見る広い視野
- ミスを恐れず決断できるメンタル
① 正確なパスとトラップの技術
ボランチは、試合中に最も多くパスを出すポジションの一つ。
しかも、出す相手は最終ラインから攻撃陣まで幅広いため、短いパス・長いパスどちらも高い精度が求められます。
加えて、トラップ技術も非常に重要です。
ボールを正確に足元に収めることができなければ、次のプレーの判断も遅れがちになります。
「ピタッと止める」「スッと前を向く」そんな基本ができることが、攻守の安定を生むんですよね。
しかも、相手のプレスが早くなるほど、この技術の差がはっきりと表れます。
② 両足を自在に使うボールコントロール
右足しか使えない、左足だとトラップミスする…。
こういった癖は、ボランチでは大きなリスクになります。
なぜなら、ピッチ中央でプレーするため、相手に囲まれる場面がとても多いから。
そんなとき、左右どちらの足でも自然にプレーできると、プレースピードが格段に上がります。
逆に言えば、片足だけだと選択肢が減り、相手に読まれやすくなってしまうんです。
たとえ苦手でも、左足トラップ・パスの練習は必須です!
③ 守備と攻撃の切り替えのスピード
ボランチは攻守の要。
だからこそ「切り替えの速さ」が命です。
ボールを失ったら、即座に守備へ。
ボールを奪ったら、一瞬で攻撃モードへ。
この“瞬間の変化”がうまい子は、試合中の存在感が抜群に高くなります。
「次どう動くか」が自動的に出てくるくらい、日頃から意識して練習しておくと強いですね。
④ スペースを読むポジショニング力
ボランチがどこに立つかで、試合の流れは大きく変わります。
「ここにいるとパスが通りやすい」
「この角度なら相手を誘導できる」
そんなスペースの感覚がある子は、自然とボールに関われるんです。
逆に、少し位置がズレているだけで味方にパスが出せなかったり、相手にプレスをかけられたりすることも…。
自分が“どこにいるべきか”を常に考える力、すごく大切です。
⑤ 攻守のバランスを取る判断力
攻撃に参加するべきか、それとも守備を優先するべきか。
この“判断”を一瞬でしなければならないのがボランチです。
前に出すぎて後ろが手薄になっては危険。
逆に引きすぎて味方が孤立するのもNG。
「いま、自分がどこにいたら一番チームが助かるか」を考える力が求められるんです。
この判断が的確な子ほど、チームに欠かせない存在になります。
⑥ 試合全体を見る広い視野
ボランチは360度、全方向を見渡す必要があります。
味方の位置、相手の動き、スペースの有無。
それらを一度に見る力があると、プレーの質が劇的に上がります。
特に「もらう前に見る」習慣がある子は、プレーのテンポも速くなりますし、奪われにくくなります。
まさに“頭を動かせる子”が強い!
⑦ ミスを恐れず決断できるメンタル
最後に、これが最重要と言っても過言ではありません。
「ミスを恐れず決断する勇気」です。
ボランチは、ピッチ中央で判断を求められ続けるポジション。
そこに“ビビって”しまうと、消極的なプレーになってしまい、逆にチームを苦しめることになります。
多少のミスは気にせず、堂々とプレーできるメンタル。
これが備わっている子は、どんな状況でも光ります。
ボランチになる子の練習方法と家庭でできるサポート
ボランチを目指す子にとって、普段の練習や家庭での関わり方はとても重要です。
ここでは、実際にどんな練習をすればいいのか、親はどんなサポートができるのかをご紹介していきます!
- シュチュエーション別パス練習
- プレッシャー下のトラップ強化法
- オフ・ザ・ボールの動き方を学ぶ
- ポジショニングを意識したミニゲーム
- 親子でできるフィードバックの習慣
- 動画分析で見る力を育てる方法
- 成長を加速させる声かけの工夫
① シュチュエーション別パス練習
ただパスを出すだけじゃなく、「状況ごとに正解が変わる」ということを理解する練習が必要です。
例えば、
- 近くの味方に安全なパスを出す練習
- 相手を引き付けて逆サイドへ展開する練習
- プレッシャーを受けながらのワンタッチパス練習
など、場面を想定したトレーニングが効果的です。
試合で活きるパスは「考えて出すパス」、「受け手のプレーヤーに自分の意思が伝わるパス」です。
そのためにも、ゲームを想像しながらのパス練習がカギになります。
② プレッシャー下のトラップ強化法
相手が詰めてきたときに落ち着いてトラップできる子は、かなりレベルが高いです。
この能力を鍛えるためには、「焦る状況」を意図的に作るのがポイント。
例えば、
- (親が子に)パスを出してすぐにプレッシャーをかける
- (親が子に)パスを出したあと、声で「前・後・右・左」と伝えた方向にトラップさせる
- 1秒以内に次のプレーに移るルールをつける
など、プレッシャー下での「落ち着き」を養うことができます。
自宅でもできる簡単な練習ですが、効果は絶大です。
③ オフ・ザ・ボールの動き方を学ぶ
ボールを持っていないときの動きが上手な子は、ボランチとして一流です。
この動きを覚えるには、「サッカーを観ながら分析する」のが一番!
Jリーグや代表戦を観て、
- ボールが出る前に、ボランチがどこに動いたか?
- 味方のためにスペースを空けたのはどの選手か?
- 危険なスペースを先読みして相手がトラップした瞬間を狙って動く
という目線で見てみると、気づきがどんどん増えてきます。
④ ポジショニングを意識したミニゲーム
5対5や3対3のミニゲームは、実戦に近い形でポジショニングを学べるチャンス。
このとき、「どこに立っていれば味方が助かるか?」を考えながらプレーすると効果的です。
ポイントは、「ボールを持っていない時の立ち位置」
味方が困っているとき、いい距離感でサポートできるか?がボランチには求められます。
⑤ 親子でできるフィードバックの習慣
練習や試合のあと、「今日はどうだった?」と声をかけるだけでも、子どもはプレーを振り返るきっかけになります。
フィードバックのポイントは「具体的な良かった点+気づき」
- 「あのパス、すごくタイミング良かったけど何を考えてパス出したの?」
- 「あのとき、逆サイド空いてたけど、あえて出さなかったのかな?」
こうした会話が、考える力を自然に育ててくれます。



否定じゃなくて「問いかけ」すると、子どもってどんどん自分から話してくれるんですよね!
⑥ 動画分析で見る力を育てる方法
今はスマホで簡単に試合を録画できますよね。
ボランチを目指すなら、自分のプレーを「見る」ことで気づけることがたくさんあります。
- ボールをもらう前に何回まわりを見ていたか?
- 味方へのサポートの距離感はどうだったか?
- 判断が遅れた場面はなぜか?
といった観点でチェックすることです。
⑦ 成長を加速させる声かけの工夫
最後に、家庭でできる“魔法の声かけ”をご紹介します。
ボランチに必要なメンタルや判断力は、日常の言葉がけでも育ちます。
- 「今日のプレー、どこが一番うまくいったと思う?」
- 「次はどんなプレーにチャレンジしたい?」
- 「パスを出す前、どこを見てたの?」
- 「あのパスで○○くんにどんなメッセージを伝えたの?」
このような声かけ・問いかけで、子ども自身が考える習慣を持てるようになります。
ボランチになる子が疑問に思うQ&A
ボランチを目指す子どもが、疑問に思うQ&Aを紹介します。
- サッカーで一番しんどいポジションは?
- サッカーでIQが必要なポジションは?
サッカーで一番しんどいポジションは?
サッカーをやっている子どもさんの中では、サッカーでしんどいポジションという質問が多いです。
単にしんどいと言っても、体力的にしんどい、精神的にしんどい、大きく分けて2つあるので解説します。
体力的にしんどいポジション
・ボランチ(守備的MF)
本記事で紹介したボランチは体力的にしんどいポジションと言えます。
相手からボールを奪い、味方へ展開していく“つなぎ役”です。攻守どちらにも関わるため、スタミナが特に求められるポジションです。
・ミッドフィルダー(MF)
チームの中心としてボールに触れる機会が多く、攻めにも守りにも関わります。
そのため、ピッチを何度も行き来する必要があり、走量がとても多いのが特徴です。
また、急な方向転換やスピードの変化も多く、体への負荷が大きくなります。
・サイドバック(SB)
近代サッカーでは守るだけでなく、攻撃にも積極的に関わります。縦方向のダッシュがとても多く、上下の動きが激しいポジションです。
・サイドハーフ
サイドライン沿いをスピードに乗って行き来するスプリント回数が多く、体力の消耗がかなり激しくなります。
精神的にしんどいポジション
ゴールキーパー(GK)
守備の最後の砦として、失点に直結する場面が多くあります。わずかな判断ミスが結果に影響しやすいため、精神的なプレッシャーが非常に大きいポジションです。
フォワードは数回のチャンスを逃しても、1回のチャンスを決めればヒーローになりますが、ゴールキーパーは数回のピンチを防いでも、1回のミスで失点すると試合に負けることもありますからね…。
センターバック(CB)
相手の攻撃を止める重要な役割があり、フィジカルの強い相手フォワードとの競り合いが多くなります。そのため、肉体的にもハードなポジションです。
フォワード(FW)
チームの得点源として、ゴールを決めるポジションで、常に相手の激しいマークを受けながらチャンスを狙い続けなければいけません。



1998年フランスワールドカップで帰国した元サッカー日本代表の城彰二選手は、点を取れず予選敗退した戦犯としてサポーターから水をかけられた事件がありましたね…。
サッカーでIQが必要なポジションは?
サッカーで「サッカーIQ(判断力・状況把握力・戦術理解)が特に求められる」と言われるポジションが ボランチ(守備的MF) と センターバック(CB) です。
以下でわかりやすく説明します。
・ボランチ
ボランチはチームの中心でプレーし、攻撃にも守備にも関わる“司令塔” 的な役割を持っています。
① 状況判断の回数が圧倒的に多い
- 周囲360度からプレッシャーを受ける
- ボールを受けた瞬間に「前に運ぶ?横?後ろ?」「速く攻める?落ち着かせる?」などの判断が必要
- 一つの判断ミスが相手のカウンターに直結する
② チームの攻撃リズムを作る必要がある
- 試合のテンポを早める・遅くする
- プレスを剥がして前へボールを運ぶ
- サイドチェンジで相手を揺さぶる
③ 守備のスイッチ役
- ボールを失った瞬間に「寄せるのか・戻るのか」を判断
- 相手ボランチへのパスを消すポジショニング
- 味方の穴をカバーする動き
・センターバック(CB)
CBは守備の中心であり、ピッチ全体を最も広く“俯瞰できる”ポジションです。
① チーム全体の守備ラインをコントロールする
- ラインを上げる・下げるタイミング
- オフサイドを狙うか、引いてブロックを固めるか
- 全体の守備位置がズレないように指示を出す
② 相手FWの特徴を読み取って対応する
- スピード型か、ポストプレー型か
- 裏を狙ってくるか、足もとで受けたいのか
- プレッシャーを強く行くのか、距離を置くのか
③ ビルドアップの起点になる
- どこにパスを出すか
- 相手のプレスをかわす判断
- リスクを見極めて縦パスを入れるか、安全に回すか
まとめ:ボランチになる子の適正7選はコレだ
- 正確なパスとトラップの技術
- 両足を自在に使うボールコントロール
- 守備と攻撃の切り替えのスピード
- スペースを読むポジショニング力
- 攻守のバランスを取る判断力
- 試合全体を見る広い視野
- ミスを恐れず決断できるメンタル
「ボランチになる子」には、特別なセンスやフィジカルよりも、視野の広さ、判断力、責任感といった“心の資質”が求められます。
特に、味方に信頼され、プレーを通してチーム全体を支える力は、少年サッカーの現場でも高く評価されます。
また、ボランチになるためには、正確なパスやトラップ、両足のコントロール、スペースを読む感覚といった技術も不可欠です。
そのための練習方法や、家庭での声かけ、親子での振り返りも成長には大きく関わってきます。
アナタのお子さんが「ボランチ、やってみたい!」と言ったなら、ぜひこの記事の内容を参考にサポートしてあげてください。
ボランチは地味だけど、めちゃくちゃかっこいいポジション。
チームにとって必要不可欠な“頭脳と心臓”ですからね!

