ラグビーで一番きついポジションは?特性と役割を解説【ランキング別】

ラグビーで一番きついポジション
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ラグビーで「一番きついポジション」と言われるポジションを独断と偏見でランキングで紹介します。

攻守で常に走り続けるフランカーや、スクラムで全力を尽くすフロントローなど、どのポジションもきついですので迷いましたけども…。

更には、特に負荷が大きくタフな役割を担うポジションの特徴を解説しつつ、それぞれに求められるトレーニング方法もご紹介します。

本記事を読むと、ラグビー観戦がさらに面白くなるので、ぜひ最後までお楽しみください。

もくじ

ラグビーで一番きついポジションをランキングで紹介

激しいプレーの連続で過酷なスポーツであるラグビー。

独断と偏見で以下のとおり、きついポジション順で説明していきます。

  • フランカー
  • フッカー
  • プロップ
  • ロック
  • ナンバーエイト
  • スタンドオフ
  • スクラムハーフ
  • ウィング
  • センター
  • フルバック
ノリオ

はい、あくまで独断と偏見です。

それでは以下の内容で深堀りして見ていきましょう。

  • フランカーの過酷さは体力と機動力
  • フロントローはスクラムの要としての重責
  • ナンバーエイトのプレッシャーとフィジカル要求
  • ロックが求められる体格と強さ:空中戦の主役
  • バックスのハーフ団も侮れないきつさ
  • センターは縁の下の力持ちでサポート
  • ウイングは上下に激しい運動量で攻守の要
  • フルバックは自軍を守る最後の砦

まずは以下の画像でポジションをおさらいしておきましょう。

引用:Wikipedia

フランカーの過酷さは体力と機動力

フランカーはラグビーにおいて常に動き回り、攻守両面で重要な役割を担っています。

まず、フランカーは常に相手の攻撃を防ぎ、自チームの攻撃を支えるために走り続けなければなりません。

タックルを繰り返すため、スタミナが必要不可欠であり、機動力と持久力も求められるポジションです。

また、スクラムでも後方から前に力を加える役割を果たし、ディフェンス時には相手選手を的確にタックルで止めることが求められます。

そのため、フランカーは高い身体能力と、何度倒れても起き上がる不屈の精神力が求められるきついポジションと言えますね。

【ラグビー日本代表:主なフランカー】
リーチマイケル選手
ピーター・ラブスカフニ選手
金正奎選手

フロントローはスクラムの要としての重責

フロントローには、スクラムの最前列で相手チームと正面からぶつかり合うプロップとフッカーが含まれます。

スクラムを安定させるために、フロントローの選手は圧倒的な力と重量を備えている必要があります。

フッカーはスクラムの中央で、プロップはその両脇で、相手の体重を支えながら押し合うため、強靭な体力と首や肩の耐久力が求められます。

特にプロップはスクラムの要としての責任が重く、身体全体に大きな負荷がかかります。

このため、フロントローは瞬発力も要求され、スクラムでの激しい消耗戦を繰り返すことが大変きつい部分ですね。

【ラグビー日本代表:主なフッカー、プロップ】
稲垣啓太選手
堀江翔太選手
坂手淳史選手

ナンバーエイトのプレッシャーとフィジカル要求

ナンバーエイトはフォワードの最後尾に位置し、スクラムからボールを取り出して攻撃の起点となる重要な役割を担います。

ナンバーエイトはチームのリーダー的存在として、強力なフィジカルと的確な判断力が必要です。

スクラムの後方から力を加え、さらにボールを持って相手ディフェンスを突破する役割も担うため、運動量や瞬発力が要求されます。

また、相手のタックルに対しても果敢に立ち向かい、ボールを前進させる役割も担うことから、精神的にもフィジカル的にも非常にハードなポジションです。

フランカーに似た役割を担いながらも、さらにゲームの状況判断を求められるポジションであり、実は非常にきつい役回りなんですよね。

【ラグビー日本代表:主なナンバーエイト】
アマナキ・レレイ・マフィ選手
デビタ・タタフ選手
姫野和樹選手

ロックが求められる体格と強さ:空中戦の主役

ロックは身長とパワーを活かして、ラインアウトやモールでのボールの争奪戦に参加するポジションです。

特にラインアウトでは、チームで最も背の高い選手が担当することが多く、空中でボールを取り合うことが重要な役割となります。

また、スクラムでは後方からフロントローを支え、チームの安定を図る役割も担うため、長身でありながら強い体幹が必要です。

ロックは「漢のポジション」とも呼ばれ、どんなにきつくても愚痴を言わず、チームのために奮闘する姿が求められます。

身長だけでなく、パワーや耐久力が問われるポジションであり、ロックはチームにとって頼りになる存在でもあります。

ラグビー日本代表:主なロック
サウマキアマナキ
ワーナー・ディアンズ
アマト・ファカタバ

バックスのハーフ団も侮れないきつさ

バックスのハーフ団、特にスクラムハーフ(SH)とスタンドオフ(SO)は、攻撃の起点として重要な役割を担っています。

スクラムハーフは、常に素早くボールを供給するため、素早い判断力やパスの正確さが不可欠です。

さらに、相手の突破を防ぐためのディフェンスでも重要な役割を果たし、身長が低くても相当なタフさを求められるポジションです。

一方、スタンドオフはバックス陣全体をコントロールし、試合の流れを決める役割を担うため、精神的な負荷が非常に大きいポジションです。

こうした点から、バックス陣もまた異なる意味できついポジションと言えるでしょう。

ラグビー日本代表:主なスクラムハーフ
田中史朗選手
流大選手
堀越正己選手

ラグビー日本代表:主なスタンドオフ
田村優選手
松田力也選手
平尾誠二選手

センターは縁の下の力持ちでサポート

センターはバックスの一つのポジションであり、その役割は非常に多岐にわたります。

守備時には数多くのタックルを行い、攻める際にはウィングのトライをサポートすることが多いため、バックスの中では目立たない存在かもしれません。

とはいえ、実際には非常に重要な「縁の下の力持ち」の役割を果たしています。

センターは、優れた突破力とディフェンス力が求められるだけでなく、スピードとパワーの両方が必要とされるポジションなのです。

ラグビー日本代表:主なセンター
中村亮土選手
立川理道選手
大畑大介選手

ウイングは上下に激しい運動量で攻守の要

フィールドの一番外側に位置するウィングは、パスを受け取ったら、将棋で言うところの香車のように縦に突破していくポジションです。

また、ウィングはスピードで相手を抜き去るタイプ、華麗なステップを武器にする選手、そしてスピードとパワーの合わせ技で相手を跳ね飛ばすタイプがいます。

いずれにしても、ウイング求められるのは高い決定力です。

ウイングの役割は、敵の嫌なところに顔を出してパスを受け取り、相手ディフェンスを振り切ってトライを奪うことです。

その一方で、ディフェンス面では相手のウィングを止めるために広い守備範囲が求められます。

また、相手のキックを処理する場面も多く、正確なキャッチ力と強力なキック力が必要とされるので、器用な選手が多いのもウイングなのですよね。

【ラグビー日本代表:主なウイング】
福岡堅樹選手
シオサイア・フィフィタ選手
吉田義人選手

フルバックは自軍を守る最後の砦

チームの最後尾でバックス陣をまとめ上げ、防御ラインの最終防衛線となるフルバック。

フルバック、サッカーで言えばまさにゴールキーパーの役割となりますね。

相手がキックしたボールを受け取った後、陣地を回復するために強力で正確なキックを行うことが多いため、非常に高いキック精度が要求されます。

フルバックは、チームの防御を支える重要な役割を担っており、正確な判断力と瞬発力も求められます。

ラグビー日本代表:主なフルバック
山中亮平選手
五郎丸歩選手
松島幸太朗選手

ラグビー各ポジションの役割と求められる資質

ラグビーのポジションごとに必要とされる体力やスキルを、下記のとおり具体的に解説します。

  • フォワードの主な役割と特徴
  • バックスのスピードと判断力
  • セットプレーの重要性と負荷

① フォワードの主な役割と特徴

フォワードはラグビーの前線で、相手チームとボールを奪い合う激しい戦いに参加するポジションです。

スクラム、ラインアウト、モールなどのセットプレーで身体を張ることが求められ、体力とフィジカルの強さが重要です。

特にプロップやフッカーなど、スクラムの中心となる選手は圧倒的な力と耐久力が必要です。

フォワードはボールを奪うだけでなく、モールでの前進やディフェンスにも貢献します。

そのため、攻守両面での総合的な体力と戦略的なプレーが重要な役割を果たしています。

② バックスのスピードと判断力

バックスはフォワードが奪ったボールを素早く進め、得点に繋げるためのポジションです。

バックスの選手にはスピードと柔軟な判断力が求められ、状況に応じた素早い対応が必要です。

ウィングやフルバックなど、守備と攻撃の両方をこなすためのスキルも重要です。

バックス陣はボールを扱う技術やパスの精度も求められ、攻撃を成功させるための賢さが必要なのですね。

また、ディフェンスでも重要な役割を担い、相手の攻撃を防ぐために全力を尽くします。

③ セットプレーの重要性と負荷

ラグビーにおけるセットプレー(スクラム、ラインアウト、モール)は、得点や攻撃の起点となる重要な局面です。

スクラムでは、フォワードの全員が力を合わせて相手を押し返し、ラインアウトでは空中戦が繰り広げられます。

これらのプレーは全身に大きな負荷がかかり、特に体力を消耗する場面です。

セットプレーの成功が試合の流れを左右するため、各ポジションの選手は特に集中力とパワーが求められます。

こうしたプレッシャーの中で、いかにチームとして連携できるかが試合の鍵となります。

ラグビーの激しいきつさに耐えるためのトレーニング方法

激しいプレッシャーに耐えられるためのトレーニング法を以下のとおり紹介します。

  • 筋力トレーニング
  • 持久力を鍛えるメニュー
  • メンタルトレーニングの方法

① 筋力トレーニング

ラグビーの選手にとって筋力トレーニングは欠かせないものです。

スクラムやタックルで相手と力を競う場面では、強い体幹や下半身の筋力が特に重要です。

フロントローやロックの選手は、スクワットやデッドリフトといった筋トレを取り入れて、パワーを強化しています。

また、ナンバーエイトやフランカーは機動力も必要なため、全身を鍛えるバランストレーニングを行います。

筋力をしっかり鍛えることで、試合中の怪我のリスクも軽減できますね。

② 持久力を鍛えるメニュー

ラグビーでは、試合を通して走り続ける持久力も必要不可欠です。

特にフランカーやバックスの選手はフィールドを縦横無尽に走る場面が多いため、持久力の強化が欠かせません。

インターバルトレーニングやランニングドリルを取り入れて、息切れしない体を作ることが重要です。

また、試合中のパフォーマンスを持続させるため、無酸素運動と有酸素運動の両方を取り入れたトレーニングが効果的です。

持久力が鍛えられていることで、最後の1分まで全力でプレーできますよね。

【タバタプロトコル】というトレーニング法も有名ですのでぜひチェックしてみてください。

③ メンタルトレーニングの方法

精神的な強さは、激しいプレッシャーに耐えるために必要です。

試合中の緊張感や、相手からの激しいプレッシャーにも動じないメンタルを育むため、リラックス法や集中力を高めるトレーニングを行います。

具体的には、深呼吸や瞑想を活用し、冷静にプレーできるようメンタルの安定を図ります。

また、試合前のイメージトレーニングも行い、どんな状況でも最善の判断ができるよう準備します。

こうしたメンタルトレーニングが自信につながり、試合でも結果を出しやすくなります。

下記の動画では【ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」】という書籍を解説しています。

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まとめ:ラグビーで一番きついポジションは…敢えて選ぶならフランカー

ラグビーの一番きついポジションについて詳しく見てきました。

独断と偏見ではありますが敢えてランキングで並べると以下のとおりです。

  • フランカー
  • フッカー
  • プロップ
  • ロック
  • ナンバーエイト
  • スタンドオフ
  • スクラムハーフ
  • ウィング
  • センター
  • フルバック

フランカーは絶え間ない動きとタックルの連続が求められ、フロントローはスクラムでの激しいぶつかり合いが特徴です。

また、ナンバーエイトやロックも重要な役割を担い、各ポジションに必要なスキルと強靭なメンタルが試されるスポーツです。

ラグビーではポジションごとに求められるプレーが異なるので、それぞれトレーニング方法も違ってきます。

ぜひ次回のラグビー観戦で、選手たちのハードなポジションに注目してみてくださいね。

ラグビーで一番きついポジション

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