「ワールドシリーズに出場した日本人選手って誰がいるんだっけ?」と思ったアナタ。
まさにピッタリで必見の内容をお届けします。
松井秀喜のMVP、大谷翔平と山本由伸の2024年優勝など、日本人選手たちがMLB最高峰の舞台でどれだけの輝きを放ってきたのか。
この記事では、これまでにワールドシリーズを制した日本人選手たちの栄光の記録、更には敗退という悔しさを味わった選手たちの奮闘も余すところなく紹介します。
日本人選手が輝いたワールドシリーズの歴史
- ワールドシリーズ出場を果たした日本人選手一覧
- 松井秀喜が残した伝説のMVP
- 初優勝は伊良部秀輝、登板なしでも話題に
- 田口壮、井口資仁、岡島秀樹らの名も
- 上原浩治と田澤純一の鉄腕コンビ
- 松坂大輔と初の日本人勝ち投手の称号
① ワールドシリーズ出場を果たした日本人選手一覧
年 | 選手名 | 所属チーム | 備考・実績 |
---|---|---|---|
2002年 | 新庄 剛志 | ジャイアンツ | 打率.167 |
2003年 | 松井 秀喜 | ヤンキース | 打率.261 ホームラン1本 |
2004年 | 田口 荘 | カージナルス | 打率.250 |
2005年 | 井口 資仁 | ホワイトソックス | 打率.167 |
2006年 | 田口 壮 | カージナルス | 打率.182 |
2007年 | 松坂 大輔 | レッドソックス | 1勝 |
2007年 | 岡島 秀樹 | レッドソックス | 3ホールド |
2007年 | 松井 稼頭央 | ロッキーズ | 打率.294 |
2008年 | 岩村 明憲 | レイズ | 打率.263 |
2009年 | 松井 秀喜 | ヤンキース | 打率.615 ホームラン3本 MVP獲得! |
2013年 | 田澤 純一 | レッドソックス | 防御率0.00 2ホールド |
2013年 | 上原 浩治 | レッドソックス | 防御率0.00 2セーブ |
2014年 | 青木 宣親 | ロイヤルズ | 打率0.71 |
2017年 | ダルビッシュ有 | ドジャース | 防御率21.60 2敗 |
2017年 | 前田 健太 | ドジャース | 防御率1.59 1ホールド |
2018年 | 前田 健太 | ドジャース | 防御率3.00 |
2020年 | 筒香 嘉智 | レイズ | 打率.000 |
2024年 | 山本由伸 | ドジャース | 第2戦 勝利投手 |
2024年 | 大谷翔平 | ドジャース | 打率.011 左肩亜脱臼 |
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黄色枠はワールドシリーズ優勝して世界一!
番外編
所属チームがワールドシリーズに出場したが試合に出れなかった日本人選手は?
年 | 選手名 | 所属チーム | 備考・実績 |
---|---|---|---|
1998年 | 伊良部 秀輝 | ヤンキース | 登録なし |
2008年 | 田口 荘 | フィリーズ | 登録あり出場なし |
② 松井秀喜が残した伝説のMVP
松井秀喜選手が2009年に成し遂げたワールドシリーズMVPは、日本野球史に残る歴史的快挙でしたよね!
ヤンキース時代の松井選手は、フィリーズとの6戦シリーズで打率.615、3本塁打、8打点と圧巻の成績を残しました。
とくに第6戦では、1試合6打点という記録的な活躍で、ヤンキースの27度目の世界一に貢献。
日本人選手として初の「ワールドシリーズMVP」を受賞した彼の姿は、ボクたち野球ファンとしても嬉しかったです。
まさに「ゴジラ松井」が世界を震撼させた瞬間でしたよね。
この快挙は、その後の日本人メジャーリーガーたちにとっても、大きな希望と目標となりました。
そして下の動画は、ボクがイチオシの松井選手のホームランです。打った後、冷静にベースを回るオーラがハンパないです。

ちなみにワールドシリーズ制覇した2009年から2024年までの15年間、ヤンキースはワールドシリーズに進出できていなかったんですよ。
③ 初優勝は伊良部秀輝、登板なしでも話題に
ヤンキースに所属していた伊良部秀輝選手は、1998年レギュラーシーズンで13勝を挙げるなど先発陣の一角を担いました。
残念ながらワールドシリーズでの登板機会はありませんでしたが、チームの一員として優勝の栄冠を手にしました。
出場機会がなくても、シーズンを通じて活躍すれば、その功績はちゃんと認められるんですよね。
この時代から日本人選手がMLBで着実に存在感を増していた証でもあります。
④ 田口壮、井口資仁、岡島秀樹らの名も
2000年代に入ると、さらに多くの日本人選手がワールドシリーズ制覇を経験しました。
2005年にはホワイトソックスで井口資仁さんが、2006年にはカージナルスで田口壮さんが優勝メンバーに。
2007年にはレッドソックスで岡島秀樹さん、松坂大輔さんがシリーズを制しました。
この時代はまさに「日本人メジャー快進撃」とも呼べる黄金期。
とくに岡島選手は救援投手として大きな信頼を得て、プレーオフでも活躍を見せていました。
日本人投手が中継ぎやリリーフで重宝される時代の象徴でもありましたよね。
⑤ 上原浩治と田澤純一の鉄腕コンビ
2013年、再びレッドソックスがワールドシリーズに進出。
この時に注目されたのが、鉄壁のリリーフコンビ、上原浩治選手と田澤純一選手です。
とくに上原選手はセットアッパーから抑えに転向し、大車輪の活躍を見せました。
優勝を決めた第6戦の最終回、上原選手がマウンドに上がり、三振で締めくくる姿はまさに痺れる光景。
あの堂々とした佇まいは、今見ても鳥肌ものです!



フィニッシュのボールの曲がり方がエグいっすね!
⑥ 松坂大輔と初の日本人勝ち投手の称号
2007年、ボストン・レッドソックスに移籍した松坂大輔選手は、ワールドシリーズ第3戦に先発登板。
6回途中2失点の好投を見せ、日本人として初めて「ワールドシリーズ勝ち投手」の称号を手にしました。
日本球界で絶大な実績を残し、メジャーに挑戦した松坂選手。その挑戦が成功に終わった瞬間であり、ファンの誇りとなりました。



横浜高校で甲子園のヒーローとなった時から応援していたボクには熱すぎる展開でした…!
【日本人の誇り】大谷翔平と山本由伸の2024年ワールドシリーズ制覇!
大谷翔平と山本由伸の2024年ワールドシリーズ制覇について、以下のとおり詳しく見ていきましょう。
- ドジャースが4年ぶりに王座奪還
- 左肩負傷の大谷サンがフル出場で奮闘
- 大谷サン、打撃妨害出塁からの…
- 山本由伸が勝ち投手に、日本人2人目の快挙
- フリーマンがMVP、大谷とのコンビが光る
① ドジャースが4年ぶりに王座奪還
2024年10月、ロサンゼルス・ドジャースは、ニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズにおいて4勝1敗で勝利。
実に4年ぶり、通算8度目のワールドチャンピオンに輝きました。
ここ数年は補強にも積極的で、2023年オフに大谷翔平選手と山本由伸投手を獲得したことで、まさに“銀河系軍団”と呼ばれたシーズン。
その期待に応えるように、チームはシーズンを通して強さを維持し、ポストシーズンでも圧巻のパフォーマンスを見せました。
ドジャースファンにとっては、歓喜の瞬間だったでしょうね。この年は間違いなく「ドジャースの年」でした!



しかも優勝を決めたのが敵地ヤンキースタジアムで、ヤンキースの英雄:松井秀喜の始球式で始まったのも感慨深いです。
② 左肩負傷の大谷サンがフル出場で奮闘
大谷翔平選手は、DH(指名打者)として全試合に出場し、チームの主軸として打線を支えました。
第1戦から鋭い打球を飛ばし、常に相手バッテリーにプレッシャーを与え続けた大谷。
結果としてホームランは出なかったものの、ヒット、四球、さらには打撃妨害による出塁も含め、すべての試合で出塁を記録。
第2戦では、2塁への盗塁の際、左肩を亜脱臼するも、そのまま強行出場し続けるその姿勢は、チームメートにも大きな影響を与えたに違いありません。



本当に「魂のフル出場」でしたよね。鳥肌モノでした!
③ 大谷サン、打撃妨害出塁からの…
特筆すべきは第5戦の劇的な展開。
8回表、相手捕手による「打撃妨害」で大谷選手は出塁し、これが勝ち越し点に繋がるきっかけとなりました。
スコアが3対3の同点という緊迫の場面。
大谷が冷静にボールを見極め、相手捕手のミスを誘ったようにも見えるプレーに、現地解説者も絶賛。
「これはただの出塁ではない」「ゲームの流れを変えた」と大きく報じられました。
④ 山本由伸が勝ち投手に、日本人2人目の快挙
第2戦に先発登板したのが、山本由伸投手。初回からテンポの良い投球を続け、7回途中1失点で勝ち投手となりました。
これは2007年の松坂大輔以来、日本人史上2人目の「ワールドシリーズ勝ち投手」となる快挙。
変化球のキレとストライク先行のピッチングは、まさにメジャーの大舞台にふさわしい内容でした。
「由伸はクールな顔でとんでもないことをやってのける」と現地メディアも大絶賛。
初めてのMLBシーズンでこの実績、末恐ろしい才能です!
ちなみに下記の記事では、山本由伸投手の登場曲について書いてみました。ぜひご覧ください。


⑤ フリーマンがMVP、大谷とのコンビが光る
シリーズMVPは、ドジャースのフレディ・フリーマン選手が受賞。
しかし、注目されたのはやはり大谷翔平選手との“共演”。
大谷サン、ベッツ、フリーマン、そしてヘルナンデス続く打線は、相手チームからすればまさに「悪夢のような並び」
大谷サンが出塁すれば後続のフリーマンらが返すという理想的な流れができていましたね。
まとめ:【最新】日本人でワールドシリーズ出場した選手は16人!
日本人 ワールドシリーズにおける歴史は、2002年新庄剛志から始まり(1998年伊良部秀輝はヤンキース優勝するも登録なし)、2009年の松井秀喜MVP受賞で頂点を極めました。
その後も上原浩治や松坂大輔、岡島秀樹らが輝かしい実績を残してきました。
そして2024年、大谷翔平と山本由伸がドジャースの一員としてワールドシリーズを制覇。
特に山本は勝ち投手となり、日本人2人目の快挙を達成しました。
今後も佐々木朗希や鈴木誠也、今永昇太、吉田正尚ら、次世代の日本人メジャーリーガーがさらなる偉業を成し遂げてくれるのではないかと、ボクら野球ファンは楽しみにしているんです。
ワールドシリーズという夢舞台で、日本人がどこまで輝けるか…その歩みはまだまだ、これからも続いていきます。