【交流戦】優勝するとどうなる？プロ野球ファンなら知っておきたいデータと情報を徹底解説！！

2025年6月13日

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「プロ野球の交流戦って優勝するとどうなるの？何がもらえるの？」

そんな疑問を持ったアナタに、交流戦優勝によって得られる賞金や特典、個人への影響までを徹底解説します。

先に結論を言ってしまうと、賞金は3,000万円、MVPや日本生命賞には個人賞金も。

ただ、交流戦で優勝しても日本シリーズに直結するわけではなかったり、「意味ない」と言われる理由もあったり…。

この記事では、交流戦のルールや賞金制度、順位決定の仕組み、そして過去の優勝データまでまるっと紹介します。

これを読めば、交流戦がどれだけ重要なイベントかがきっとわかりますよ。

交流戦優勝するとどうなる？賞金や特典を徹底解説

交流戦優勝するとどうなるのか？
賞金や特典について以下の内容で徹底解説していきます。

優勝チームに贈られる賞金の金額
交流戦MVPと日本生命賞とは？
優勝チームは日本シリーズに進出できる？
交流戦って意味ない…とも言われているけど？

① 優勝チームに贈られる賞金の金額

項目	内容
賞金額	3,000万円
支給元	日本生命保険相互会社
対象	交流戦優勝チーム（勝率1位）

交流戦で優勝したチームには、スポンサーである日本生命から3,000万円の賞金が授与されます。

この賞金は球団に支給され、選手たちのボーナスやチーム運営に充てられることが多いんですよ。

かつては5,000万円だった時期もありましたが、現在は3,000万円で固定されているようです。

ちなみに、2007年以前は優勝チームが複数ある場合には「賞金の均等分配」が行われていました。

② 交流戦MVPと日本生命賞とは？

表彰	内容	賞金
交流戦MVP	12球団から最も活躍した1選手	200万円
日本生命賞	セ・パ両リーグから各1名ずつ	各100万円

個人賞も超豪華なんです！

「交流戦MVP」は全選手の中から最も活躍した1人に贈られ、200万円の賞金がもらえます。

さらに「日本生命賞」は、セ・リーグとパ・リーグから1名ずつ選出され、こちらも各100万円が贈られるという太っ腹な設定です。

これらの賞は試合の成績だけでなく、インパクトあるプレーや勝利に直結する活躍も評価対象になります。

MVPに選ばれると注目度も一気にアップするので、ファンとしても推し選手が表彰される瞬間は感動ものなんですよ〜！

③ 優勝チームは日本シリーズに進出できる？

交流戦で優勝したからといって、直接日本シリーズに進出できるわけではありません。まっ、当然ですけど。

あくまでも「交流戦の勝率1位＝優勝」というタイトルが与えられるだけで、ペナントレースやCS（クライマックスシリーズ）の結果には関係ないのです。

とはいえ、交流戦で勢いをつけてそのままリーグ優勝、そして日本シリーズへ…という流れは何度も起きています。

実際、2021年に交流戦を制したオリックスは、その後パ・リーグでも優勝して日本シリーズに出場しました。

つまり、間接的には「優勝への布石」とも言えますね。

④ 交流戦って意味ない…とも言われているけど？

ぶっちゃけ一部の野球ファンの間では「交流戦って意味あるの？」という声もあります。

その理由のひとつが、リーグ順位に直接影響しないことです。

確かに、順位決定には関係ありませんが、交流戦の勝敗や選手成績はリーグ公式戦の一部としてカウントされます。

そのため、ここで大きく勝ち越せばペナントレースの流れを大きく変える要因にもなるんです。

また、ふだん見られないカードが組まれたり、イベントや限定ユニフォームが用意されたりするのも魅力の一つ。

「意味がない」どころか、ファンにとっては毎年ワクワクのイベントですよね！

ノリオ

カープファンのボクとしては、普段見れない広島vsソフトバンクだったり、エスコンフィールドで日ハムと戦う広島の選手たちを見れるので嬉しいです。

交流戦優勝すると選手も嬉しい恩恵がある？

交流戦優勝すると選手個人にも恩恵があるので、以下のとおり詳しく見ていきます。

日本生命MVP(最優秀選手)MVPの選考基準
日本生命賞(優秀選手賞)の選考基準
歴代の交流戦MVPと優秀選手賞

① 日本生命MVP(最優秀選手)の選考基準

項目	内容
賞名	日本生命セ・パ交流戦MVP
賞金額	200万円
選出対象	交流戦期間中に最も活躍した選手（12球団から1名）
傾向	優勝チームの主力選手が選ばれる傾向

MVPといえば、その年の交流戦で“最も輝いた男”に贈られる名誉ある賞です。

選考基準は、単なる打率や防御率だけでなく、チームの勝利にどれだけ貢献したかという「勝負強さ」も大きなポイント。

過去には劇的なサヨナラ打や、連日ホームランを打ちまくった選手などが選ばれています。

ちなみに、MVPは交流戦の優勝チームから選ばれる傾向が強いです。

これは「勝ちチームのエース」や「4番打者」がどうしても目立ってしまうからですね！

選ばれた選手には、200万円の賞金とともにファンからの注目度もドーンとアップ。

「あの選手、誰！？」と一気にブレイクすることもあるので、まさにチャンスの交流戦なんですよ。

MVPって実は、その後の代表選出や年俸査定にも響いてくるんです…重要すぎる。

②日本生命賞(優秀選手賞)はどうやって決まる？

項目	内容
賞名	日本生命賞（優秀選手賞）
対象	セ・リーグとパ・リーグから各1名ずつ
賞金	各100万円
特徴	優勝チームに限らず、活躍した選手から選出

「MVPまでは届かないけど、この選手もすごかった！」
そんな人たちに贈られるのが日本生命賞です。

この賞は、セ・パから1名ずつ選ばれるため、全部で2人が受賞できます。

特徴的なのは、優勝チームに所属していなくても受賞できる点。

つまり、仮にチームが最下位でも、個人でバンバン打ったり、投げて抑えまくれば選ばれる可能性があるということ！

このフラットさがファンには嬉しいポイントでもありますよね。

ノリオ

「チームはアレだけど、うちの○○は頑張ってるぞ〜！」って言いたくなるやつ（笑）

賞金は各100万円で、こちらもなかなかの額。

モチベーションアップにもなりますし、野球選手にとっては“実績の証”として今後のキャリアにもプラスになります。

こういう制度があるから、選手たちも最後まで全力プレーしてくれるんですよね。

③ 歴代の交流戦MVPと優秀選手賞

開催年	MVP	優秀選手賞【セ】	優秀選手賞【パ】
2005	小林宏之 [ロッテ]	金本知憲 [タイガース]	中村剛也 [ライオンズ]
2006	小林雅英 [ロッテ]	佐藤充 [ドラゴンズ]	松中信彦 [ソフトバンク]
2007	R.グリン [日本ハム]	高橋尚成 [ジャイアンツ]	サブロー [ロッテ]
2008	川﨑宗則 [ソフトバンク]	金本知憲 [タイガース]	岩隈久志 [楽天]
2009	杉内俊哉 [ソフトバンク]	T.ブランコ [ドラゴンズ]	ダルビッシュ有 [日本ハム]
2010	T-岡田 [オリックス]	阿部慎之助 [ジャイアンツ]	和田毅 [ソフトバンク]
2011	内川聖一 [ソフトバンク]	内海哲也 [ジャイアンツ]	坂口智隆 [オリックス]
2012	内海哲也 [ジャイアンツ]	杉内俊哉 [ジャイアンツ]	吉川光夫 [日本ハム]
2013	長谷川勇也 [ソフトバンク]	能見篤史 [タイガース]	田中将大 [楽天]
2014	亀井善行 [ジャイアンツ]	山田哲人 [ヤクルト]	則本昴大 [楽天]
2015	柳田悠岐 [ソフトバンク]	畠山和洋 [ヤクルト]	菊池雄星 [ライオンズ]
2016	城所龍磨 [ソフトバンク]	鈴木誠也 [カープ]	大谷翔平 [日本ハム]
2017	柳田悠岐 [ソフトバンク]	丸佳浩 [カープ]	松本剛 [日本ハム]
2018	吉田正尚 [オリックス]	石山泰稚 [ヤクルト]	石川歩 [ロッテ]
2019	松田宣浩 [ソフトバンク]	柳裕也 [ドラゴンズ]	鈴木大地 [ロッテ]
2020	–	–	–
2021	山本由伸 [オリックス]	D.ビシエド [ドラゴンズ]	伊藤大海 [日本ハム]
2022	村上宗隆 [ヤクルト]	大山悠輔 [タイガース]	杉本裕太郎 [オリックス]
2023	岡本和真 [ジャイアンツ]	牧秀悟 [ベイスターズ]	近藤健介 [ソフトバンク]
2024	水谷瞬 [日本ハム]	才木浩人 [タイガース]	近藤健介 [ソフトバンク]
2025	？	？	？

※2020年は新型コ口ナウィルスの影響で中止

交流戦のルールと制度もチェック

交流戦のルールや制度もあわせてチェックしていきましょう。

勝率による順位決定の仕組み
ルールに基づく賞金分配方法

① 勝率による順位決定の仕組み

判定項目	内容
1位決定基準	勝率
同率の場合	勝数→直接対決成績→TQB（得失点率）などで判定
優勝条件	勝率1位かつ15試合以上消化＆勝率.500以上

交流戦の順位は、勝率で決まります。

たとえば11勝7敗なら勝率.611、10勝8敗なら.556といった具合ですね。

もし同じ勝率のチームが複数あった場合は、まず勝数→直接対決の成績→TQB（得失点率）と順に細かく比較されて順位が決まります。

また、全試合が予定通り行われない場合には、最低15試合以上かつ勝率5割以上が優勝の条件とされています。

コ口ナ禍などの影響を考慮したルールもありましたし、近年は柔軟な運営がなされている印象ですね。

② 賞金分配方法

賞金の分配についてもう一度おさらいします。

賞名	対象	金額	支給条件
優勝賞金	優勝チーム（勝率1位）	3,000万円	条件クリア時のみ
MVP賞金	最も活躍した選手1名	200万円	成績を総合評価
日本生命賞	セ・パから各1名	各100万円	チーム順位に関係なく

賞金の分配も明確にルール化されています。

現在は、優勝チームのみが3,000万円を総取りするスタイル。

以前は上位チームごとに段階的な賞金配分がありましたが、今はスッキリ一本勝ち方式なんです。

また、個人賞についてもセ・パ両リーグから公平に選出される仕組みがあるため、全選手にチャンスがあるのです。

こういった明確な賞金制度があると、選手たちの「やる気スイッチ」もバチっと入りますよね。

ノリオ

勝って名誉、活躍してお金、まさに夢の舞台プロ野球って感じです！

交流戦の過去データと歴代優勝チーム

交流戦の過去データから、これまでの傾向や面白い事実を見ていきましょう。

優勝チームとセ・パの勝利数
優勝チームの優勝回数
未だ優勝していないチーム

優勝チームとセ・パの勝利数

開催年	優勝チーム	【セ】勝利数	【パ】勝利数	引分
2005	千葉ロッテ	104	105	7
2006	千葉ロッテ	107	108	1
2007	日本ハム	66	74	4
2008	ソフトバンク	71	73	0
2009	ソフトバンク	70	67	7
2010	オリックス	59	81	4
2011	ソフトバンク	57	78	9
2012	ジャイアンツ	66	67	11
2013	ソフトバンク	60	80	4
2014	ジャイアンツ	70	71	3
2015	ソフトバンク	44	61	3
2016	ソフトバンク	47	60	1
2017	ソフトバンク	51	60	1
2018	ヤクルト	48	59	1
2019	ソフトバンク	46	58	4
2020		–	–	–
2021	オリックス	49	48	11
2022	ヤクルト	55	53	0
2023	ベイスターズ	52	54	2
2024	楽天	52	53	3
2025	？	？	？	？
計		1174	1310	76

こうやって見ると、ダントツでソフトバンクが強いですね。そしてセ・リーグが大きく負け越しているのもハッキリとデータが出ています。

ちなみに、交流戦はパ・リーグがダントツに強いのはわかったけど、日本シリーズはセパどっちが強いのか気になりませんか？

もし気になったら、下記の記事もぜひチェックしてみてくださいね。

② 優勝チームの優勝回数

チーム名	優勝回数
福岡ソフトバンクホークス	8回
千葉ロッテマリーンズ	2回
オリックス・バファローズ	2回
ジャイアンツ	2回
ヤクルト	2回
横浜DeNAベイスターズ	1回
日本ハムファイターズ	1回
楽天ゴールデンイーグルス	1回