バレーボールの「エースナンバー」とは、伝統的に「4番」とされていますが、その理由や背景をご存じですか?
この記事では、エースナンバーの歴史やポジションごとの背番号の特徴、さらに選手たちが背番号に込める特別な想いに迫ります。
背番号選びのエピソードやモチベーションに隠された物語も解説しています。
最後まで読んでいただくと、バレーボールの背番号の奥深い世界を知ることができますよ!
バレーボールのエースナンバーとは?なぜ4番なのか解説
バレーボールのエースナンバー「4番」は、多くの人にとって象徴的な番号です。
バレーボールの歴史的背景や競技としての戦術的な要素が、4番を特別な番号としてるのです。
ちなみにアタックNo.1の鮎原こずえも中学オールジャパンでは「4番」でしたね。
懐かしいと思う世代の人は、ぜひ【アタックNo.1】をチェックしてみてください!
それでは、以下のとおり詳しく見ていきましょう。
- エースナンバー「4番」が生まれた理由
- 学生バレーとエースナンバーのつながり
- プロバレー界におけるエースナンバーの自由度
① エースナンバー「4番」が生まれた理由
エースナンバー「4番」は、前衛レフトのポジションに配置される選手が多かったことから生まれました。
レフトは攻撃の中心となるため、自然とエースが務めることが一般的でした。
右利きのプレーヤーはレフトのポジションからだとスパイクが撃ちやすいのですね
また、4番という数字がチームのエースを象徴するイメージを強調し、多くの学校や地域で伝統的に受け継がれてきたのです。
特に高校バレーではこの文化が根付いています。
② 学生バレーとエースナンバーのつながり
学生バレーにおいて、「4番」はエースとしての期待を象徴しています。
エースとして、攻撃力、精神的支柱としての役割を担うため、この番号を付ける選手には高い技術と信頼が求めらるわけです。
ただし、必ずしも固定されたルールではなく、チームの戦略や選手の希望によって「4番=エース」ではない場合もあります。
③ プロバレー界におけるエースナンバーの自由度
プロバレー界ではエースナンバーの伝統は薄れ、選手が個人的な理由で番号を選ぶケースが増えています。
たとえば、石川祐希選手の「14番」など、自身のストーリーや信念を込めた選択が目立ちます。
「何番がいい?って言われて。前回(2014年モデナ派遣時)はリクエストした番号じゃなかったんですけど、(14番で)まあ非常にいい経験にもなったし、まあ全日本にも選ばれたし、14番で。大学も…。いろいろ14番がよかったのかなと思うので、今回も14番にしました」
引用:PEN&SPORTS
また、プロチームの規定やスポンサーの意向も背番号の選択に影響することがあります。
【バレーボール】ポジションごとの背番号の特徴と役割
バレーボールの背番号には、ポジションや戦術を反映した意味が込められています。
特定の番号が特定の役割を担う選手に付けられる場合も多いので、詳しくみていきましょう。
- ポジション別の背番号割り当て
- 背番号が戦術に与える影響
- 現代のバレーボールでの番号選びの傾向
① ポジション別の背番号割り当て
6人制バレーボールでは、アウトサイドヒッターに「4番」、セッターに「2番」、ミドルブロッカーに「3番」などの割り当てが一般的です。
これらは過去のプレースタイルや戦術から派生した文化であり、観客にとってもわかりやすい指標となっています。
そういった意味では、ラグビーもポジションどおりの番号が割り当てられるので、とても興味深いです。
② 背番号が戦術に与える影響
番号は試合中にプレイヤー同士がポジションや役割を把握する手助けをします。
ローテーションによる移動が頻繁なバレーボールでは、背番号がその瞬間のポジションを確認するためのヒントにもなります。
③ 現代のバレーボールでの番号選びの傾向
現代では、個性を反映した背番号選びが増えています。
好きな数字や縁起を担ぐ数字を選ぶ選手も多く、番号にはその人のキャラクターが表れるようになっています。
ちょっと雑学的になりますが、石川祐希選手の14番はバレーボール以外では、サッカーが有名です。
元々は、オランダ代表のクライフ選手が14番を付けてからサッカー小僧も14番に憧れを持ち始めました。
キャプテン翼では三杉淳、元日本代表で川崎フロンターレの司令塔である中村憲剛選手も14番でした。
バレーボールの背番号に込められた選手の思いとストーリー
背番号には戦術以上に、選手の想いが込められています。そのストーリーは観客にも感動を与えるんですよねぇ。
それでは以下の内容で解説していきます。
- 石川祐希選手が「14番」を選ぶ理由
- 背番号がもたらすモチベーションの力
- チームと個人の背番号の選択肢の調整
① 石川祐希選手が「14番」を選ぶ理由
上記で説明したとおり、石川祐希選手の「14番」は、過去の成功体験や自身の好みから選ばれた番号です。
大学時代やイタリアでのプレー経験を通して「14番」が気に入ったようですね。
やはり、良いプレーで活躍できた時、結果が付いてきた時は、その時付けていた番号が鮮明にインプットされるのでしょうね。
② 背番号がもたらすモチベーションの力
エースナンバーを付けることで、選手は責任感と誇りを持ってプレーします。
なんといってもエースナンバーは、チームの大黒柱的な存在ですから、思い入れが違ってくるのです。
そして、エースが大活躍すれば、チーム全体を鼓舞する結果にもつながります。
キャプテンやエースに割り当てられる番号には特別な重みがありますし、選手たちにとっては憧れの番号です。
大会前のミーティングで、ベンチ入りの選手と番号が発表される緊張感、ボクも思い出しました。
③ チームと個人の背番号の選択肢の調整
チーム内で番号を決める際には、選手同士の話し合いで決定されるケースもあります。
一人ひとりの希望であったり、「お前が4番付けるべきだよ!!」と選手たちの自主性で決めるチームも多いようです。
まとめ:バレーボールのエースナンバーは4番が伝統的!
バレーボールのエースナンバー「4番」は、歴史やポジションの特徴から特別な意味を持つ番号として知られています。
学生バレーでは特に「4番」がエースを象徴し、チームの攻撃を担う重要な選手に割り当てられることが多いです。
一方で、プロバレーでは選手自身が好む数字や自身のストーリーを反映した背番号を選ぶ傾向があります。
石川祐希選手の「14番」には、成功体験や自信、更にはゲン担ぎのようなものが込められているようです。
ですので、背番号は単なる数字ではなく、選手たちの思いや伝統が詰まったかけがえのない象徴なのです。
バレーボールの試合を見る際には、ぜひ背番号に注目して選手たちのストーリーに触れてみてくださいね。