Jリーグファン・各クラブのサポーターが毎年気になるJリーグの移籍情報。
選手たちの新天地への挑戦、クラブの戦力補強、そしてサポーターの期待と不安が交錯する移籍期間は決まっているのでしょうか?
本記事では、国内外から注目を集めるJリーグの移籍期間について詳しく紹介しています。
Jリーグの移籍期間【夏・冬】について
Jリーグの選手登録期間は、大まかには夏と冬の2つの期間があります。
2024年シーズンからは、FIFAの規定に基づいて第1登録期間が短縮され、第2登録期間が延長されることになりました。
- 夏の移籍登録ウインドーの期間はいつからいつまで?
- 冬の移籍登録ウインドーの期間はいつからいつまで?
- ルヴァンカップにおける追加選手の登録期間はいつまで?
- 登録ウインドーとは?
それでは夏と冬2つの移籍登録期間とルヴァンカップの登録期間、そして「登録ウインドー」について見ていきましょう。
夏の移籍登録ウインドーの期間はいつからいつまで?
夏の移籍登録ウインドー [第2登録期間] | 2024年7月8日~8月21日 | 6週間 |
この期間中、クラブは新戦力の獲得や不要選手の放出を行えます。海外組の帰国や若手の台頭など、チーム編成の大きな転換点となるでしょう。
サポーターにとっては、移籍金の高騰や短期契約の増加の興味を持ったり、お気に入りの選手の去就や新加入選手の情報をチェックする機会になります。
期間としては6週間ですし、冬と比較するとあまり活発には移籍が行われない傾向にあります。
冬の移籍登録ウインドーの期間はいつからいつまで?
冬の移籍登録ウインドー [第一登録期間] | 2024年1月22日~3月27日 | 10週間 |
この期間中、各クラブは新たな選手を獲得したり、既存の選手を他チームに移籍させたりすることが可能です。
移籍市場が活性化するこの時期は、各クラブのサポーターやサッカーファンにとって非常に興味が惹かれる期間ですよね。
戦力補強や若手育成のため、国内外から有望な選手の獲得を目指す時期なので、大型補強選手、超有名プレイヤーの参戦が期待されます。
また、選手にとっても新天地でのプレーチャンスを掴む絶好の機会となっています。
監督の戦術になかなかフィットせず試合に出られない選手や、古巣に戻って現役を終えたい選手たちにとっても重要な期間なのです。
ルヴァンカップにおける追加選手の登録期間はいつまで?
Jリーグの2024シーズンにおけるYBCルヴァンカップでは、追加選手の登録期間が明確に定められています。
上記の日程が追加登録の締め切りとなっています。
この期間設定により、各クラブは夏の移籍市場を活用しつつ、大会に向けて戦力を強化する機会を得ることができます。
ルヴァンカップは、若手選手の育成や新加入選手の適応を図る絶好の機会として知られています。
そのため、この追加登録期間は各クラブにとって非常に重要な時期なのです。
また、この登録期間の設定には、公平性の確保という側面もあります。
全クラブに同じ期限を設けることで、選手獲得や戦力補強における機会の平等性が担保されます。更には、シーズン途中での戦力底上げの意味合いもあります。
登録ウインドーとは?
これまでに度々出てきたワード「移籍ウインドー」とは、選手の移籍や新規登録が可能な期間のことです。
登録ウインドーは、チーム間の公平性を保ち、シーズン中の選手の過度な移動を防ぐ目的で設けられています。
Jリーグでは、通常年に2回の移籍ウインドー(夏と冬)が設定されています。
夏季は7月中旬から8月中旬頃、冬季は1月中旬から2月中旬頃に、それぞれ約1か月間にわたって開催されます。
この期間中、クラブは新たな戦力を獲得したり、既存の選手を他チームへ移籍させたりすることができるのです。
ただし、契約期間が終了したフリーエージェント選手に関しては、この期間外でも加入が認められる特例があります。
Jリーグの移籍期間における例外Q&A
規則には例外もあって、実はJリーグの移籍期間外であっても移籍可能な例外があります。
- 登録ウインドー終了前に契約満了の場合
- 育成型期限付き移籍
- ゴールキーパーの適用例外による移籍
上記3つの例外をそれぞれ見ていきましょう。
登録ウインドー終了前に契約満了の場合
原則として、Jリーグ(JFLやWEリーグ含む)各クラブの選手は、日本サッカー協会が定めた年2回の登録ウインドー期間中に登録されることができます。
ただし例外として、
こちらに関しては、下記JFAのリンク先をご覧ください。
わかりやすく言えば、どのチームにも所属していないフリーの選手だったら、移籍可能で選手登録→試合出場できる、ということですね。
育成型期限付き移籍
Jリーグでは、若手選手の育成を目的とした「育成型期限付き移籍」制度が注目を集めています。
この制度は、23歳以下の日本国籍を有する選手を対象としており、選手のスキルアップと経験値向上を図るために設けられました。
わかりやすく説明すると、下記の3とおりの条件となります。
- 23歳以下で日本国籍の選手の移籍
- 所属リーグよりも下位リーグ・チームへの期限付き移籍
- 期限付き移籍契約の途中解約において、移籍元・移籍先・選手が合意済の移籍
育成型期限付き移籍の特徴は、移籍元リーグよりも下位リーグ・チームへの移籍であることです。
例えば、J1リーグの選手がJ2やJ3リーグのチームに移籍するケースですね。
なかなか試合出場の機会を与えられない若手選手にとって、自身のレベルに適した環境でプレー機会を得られますし、実戦経験を積むことができます。
移籍期間は通常1年間に設定されますが、柔軟性も備えています。
期限付き移籍契約の途中解約に関しては、移籍元・移籍先・当該選手の三者が合意していることが条件となります。
この制度を活用した選手の中には、復帰後にチームの主力として活躍する例も少なくありません。
有名な事例としては、鹿島アントラーズの上田綺世選手が2019年にJ2の町田ゼルビアに育成型期限付き移籍で加入し、その後鹿島に戻ってJ1での活躍を見せました。
育成型期限付き移籍制度によって、若手選手にとっては貴重な経験を積む機会となり、クラブ側も将来有望な選手の育成に注力できるというメリットがあります。
ゴールキーパーの適用例外による移籍
Jリーグでは、ゴールキーパーの適用例外が設けられています。
理由としては「なるほどなー!」と思える内容で、この例外措置により、クラブは緊急時に柔軟な対応が可能となりました。
例えば、主力GKが負傷して試合出場が厳しければ、期間外での補強が認められるケースがあります。
実際に、この規定を活用して急遽獲得されたGKがいます。
愛媛FCのGKパク・ソンス選手が負傷し、ロアッソ熊本のGK原祐太郎選手が愛媛FCに期限付き移籍をしました。
この場合、適用例外のルールによって、パク・ソンス選手の登録は抹消されます。
ゴールキーパーは、フィールド選手よりも登録人数が少ないですし、試合展開によっては危険な接触プレーも多いので大ケガの可能性があるポジションです。
ですので、この例外措置は当然と言えば当然かもしれませんね。
まとめ:【2024最新】Jリーグの移籍期間は夏と冬で決まっています
Jリーグの移籍期間は夏と冬で決まっていますので、もう一度まとめます。
冬の移籍登録ウインドー [第一登録期間] | 2024年1月22日~3月27日 | 10週間 |
夏の移籍登録ウインドー [第2登録期間] | 2024年7月8日~8月21日 | 6週間 |
私個人的には、名古屋グランパスエイトからFC町田ゼルビアに移籍した相馬勇紀選手の移籍には「オォッ!!」とビックリしました。
この相馬選手の移籍には賛否両論あるものの、J2昇格1年目でJ1優勝を目指すFC町田ゼルビアの話題性としてはバツグンでした。
推定3億5000万円という高額な移籍金というものの、J1優勝を目指すためにブリストル シティFC(イングランド)に期限付き移籍した平河悠選手の穴を埋める、いやそれ以上の相馬選手の活躍を期待したいところですね。