箱根駅伝と雪…箱根駅伝は毎年1月開催なので雪の可能性はあります。
過去には雪の中での厳しい戦いが数多く繰り広げられ、名選手たちが困難を乗り越えて輝きました。
雪の日の箱根駅伝は、選手だけでなく観客や運営にも特別な挑戦をもたらしますが、それを通じてさらに深まる絆や感動があります。
ちなみに、雪が原因で箱根駅伝が中止になった事例は過去ありません。
この記事では、雪の日の箱根駅伝の象徴的なエピソードの数々を紹介します。
箱根駅伝で雪が降っても過去に中止は無い
冒頭でもお伝えした通り、雪が原因で箱根駅伝が中止になったことはありません。
まず箱根駅伝で雪が降った年を独自で調べたところ、以下の年ということがわかりました。
- 1920年
- 1937年
- 1975年
- 1978年
- 1985年
ちなみに箱根駅伝が中止になってしまった年は、
- 1941年
- 1942年
- 1944年
- 1945年
- 1946年
戦争の影響で上記の5回が中止となっています。
更にコロナの影響で2021年・2022年は中止になっていませんが、応援の自粛、チーム内での声掛け、円陣、胴上げなどは禁止の上で開催されました。
それでは、ここからは以下の内容を深堀りしながら解説していきます。
- 雪の日の箱根駅伝:過去の象徴的なエピソード
- 路面凍結への対策とランナーへの影響
① 雪の日の箱根駅伝:過去の象徴的なエピソード
箱根駅伝の歴史において、雪が降ること自体はそう珍しいことではありません。
例えば1952年、みぞれ混じりの雨が雪へと変わり、選手たちは困難な状況でレースを続行しました。
また、ボクも実際に中継を見ていましたが、2011年には路面凍結により早稲田大学6区を走った高野寛基選手が転倒する場面もありました。
一瞬ヒヤッとしましたが、すぐに立ち上がって走り出して一安心したことを今でも鮮明に覚えています。
やはり雪の日のレースでは、選手たちの忍耐力と技術が一層際立ち、観戦者の記憶にも深く残るのでしょうね。
② 路面凍結への対策とランナーへの影響
雪や路面凍結は、選手たちにとって大きなリスクを伴います。特に5区、6区では急な坂やカーブでの滑走リスクが高くなるのです。。
一応、主催者側では路面の凍結を防ぐため、砂や塩を散布するなどの対策を講じているのですがそれでも滑る時は滑ります。
また、雪の日の箱根対策は滑ることだけでなく、体温調整にも気を付けなければいけません。
ちなみにボクは喘息持ちなんですけど、寒い日に走ると冷たい空気が肺や気管に入って息苦しくなるんです…。だから選手たちも大変だなぁと感心します。
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雪の箱根駅伝で見られる感動の瞬間
厳しい天候だからこそ輝く、箱根駅伝ならではの感動の場面を紹介します。
- 悪天候を克服した箱根駅伝伝説のレースエピソード
- 厳寒の箱根で育まれる選手間の絆
- 雪が演出する特別な景観とその魅力
① 悪天候を克服した箱根駅伝伝説のレースエピソード
箱根駅伝の雪の日には、数々の伝説的なエピソードが生まれました。
例えば、1952年の大会では、トラックの横転で道が塞がれた中、選手が自らの力だけで10km以上を走破する姿が記録されています。
また、上記でお伝えしましたが、2011年の早稲田大学:高野寛基選手が路面凍結で転倒しながらも見事に立ち直った場面は、多くの箱根駅伝ファンの心を打ちました。
これらの困難を乗り越えた瞬間が、駅伝ファンに語り継がれています。
② 厳寒の箱根で育まれる選手間の絆
雪や寒さの中で襷をつなぐ選手たちの姿は、チームの絆の深さを象徴しています。
仲間がつないだ襷を背負い、最後まで走り抜く姿は、単なる競技を超えたドラマを生み出します。
このような感動的な光景が、箱根駅伝を特別な存在にしています。
③ 雪が演出する特別な景観とその魅力
雪の日の箱根駅伝は、自然が作り出す特別な舞台でもあります。
雪に覆われた箱根の山々や、白く輝くコースは、映像を通じて見る者に美しい印象を与えます。
雪景色と選手たちの力走が織りなす風景は、一度見ると忘れられないほどの魅力です。
まとめ:箱根駅伝は雪が降っただけでは中止にならない
雪の日の箱根駅伝には、選手たちの力強い走りと感動的なドラマが詰まっています。
過去の大会では、路面凍結や豪雪といった厳しい条件下で数々の伝説的なエピソードが生まれました。
観客や運営にも多大な影響を与える雪ですが、その中でも選手たちは襷をつなぎ続け、多くの感動を届けてきました。
箱根駅伝は、自然の厳しさを味方につけることで、未来に向けた新たな挑戦を続けるでしょう。
ただやっぱり、雪が降ったり雨が降ったりせず、好条件がそろった環境で選手たちに思う存分走ってもらいたいのが本音です。