駅伝ファン、青山学院大学駅伝ファンならおなじみの『~大作戦』といった作戦名。
本記事では、青学の歴代作戦名をはじめ、青学陸上競技部の初出場からの歩み、原晋監督による改革など青学駅伝のすべてを深掘りしました。
また、最新の「負けてたまるか大作戦」とともに、未来への挑戦をどのように描いているのかもご紹介します。
青山学院大学:駅伝の歴代作戦名は?
2012年から始まった青山学院大学陸上競技部の駅伝の歴代作戦名は、以下のとおりです。
年度 | 大会回数 | 大会名 | 作戦名 |
---|---|---|---|
2012 | 第89回 | 箱根駅伝 | マジンガーZ大作戦 |
2013 | 第90回 | 箱根駅伝 | S大作戦 |
2014 | 第91回 | 箱根駅伝 | ワクワク大作戦 |
2015 | 第27回 | 出雲駅伝 | 青トレ大作戦 |
2015 | 第47回 | 全日本大学駅伝 | あっぱれ大爆走大作戦 |
2015 | 第92回 | 箱根 | ハッピー大作戦 |
2016 | 第28回 | 出雲駅伝 | 神ってるぞ青山大作戦 |
2016 | 第48回 | 全日本大学駅伝 | エビフライ大作戦 |
2016 | 第93回 | 箱根 | サンキュー大作戦 |
2017 | 第29回 | 出雲駅伝 | 陸王大作戦 |
2017 | 第49回 | 全日本大学駅伝 | 青山祭大作戦 |
2017 | 第94回 | 箱根駅伝 | ハーモニー大作戦 |
2018 | 第30回 | 出雲駅伝 | ヨロシク大作戦 |
2018 | 第50回 | 全日本大学駅伝 | メラメラ大作戦 |
2018 | 第95回 | 箱根駅伝 | ゴーゴー大作戦 |
2019 | 第31回 | 出雲駅伝 | 出てこい!駅伝男大作戦 |
2019 | 第51回 | 全日本大学駅伝 | 私、失敗しないんで大作戦 |
2019 | 第96回 | 箱根駅伝 | やっぱり大作戦 |
2020 | 第52回 | 全日本大学駅伝 | コロナに負けるな!大作戦 |
2020 | 第97回 | 箱根駅伝 | 絆大作戦 |
2021 | 第33回 | 出雲駅伝 | 結大作戦 |
2021 | 第53回 | 全日本大学駅伝 | 男前大作戦 |
2021 | 第98回 | 箱根駅伝 | パワフル大作戦 |
2022 | 第34回 | 出雲駅伝 | パチパチ大作戦 |
2022 | 第54回 | 全日本大学駅伝 | プライド大作戦 |
2022 | 第99回 | 箱根駅伝 | ピース大作戦 |
2023 | 第35回 | 出雲駅伝 | イット!大作戦 |
2023 | 第55回 | 全日本大学駅伝 | 名古屋大作戦 |
2023 | 第100回 | 箱根駅伝 | 負けてたまるか!大作戦 |
2024 | 第36回 | 出雲駅伝 | かっ飛ばせ大作戦 |
2024 | 第56回 | 全日本大学駅伝 | イーゴ大作戦 |
2024 | 第101回 | 箱根 | ? |
作戦名は語呂の良さと分かりやすさで注目され、青学ファンのみならず箱根駅伝ファンの楽しみの一つとなっています。
「~大作戦」は、毎年の恒例行事として駅伝シーズンの風物詩となっています。
たとえば、2015年の初優勝時には「ワクワク大作戦」が掲げられ、楽しみながら戦う姿勢が印象的でした。
2023年には「ピース大作戦」、2024年には「負けてたまるか大作戦」と続き、時代や状況に合わせた作戦名が特徴です。
また、2021年:箱根駅伝「パワフル大作戦」→2022年:出雲駅伝「パチパチ大作戦」→全日本大学駅伝「プライド大作戦」→箱根駅伝:「ピース大作戦」と4大会連続で「P音」が続いているのも興味深いです。
青山学院大学駅伝の歴史と特徴
青山学院大学陸上競技部の歴史と駅伝部の特徴について以下のとおりの内容で解説していきます。
- 初出場からの歴史~過去の成績~
- 原晋監督の就任と改革
- 青学初優勝とその後の躍進
① 初出場からの歴史~過去の成績~
青山学院大学が箱根駅伝に初めて出場したのは1943年です。
当時は「靖国神社・箱根神社間往復関東学徒鍛錬継走大会」という名称でした。
その後、1965年に22年ぶりに復帰し、以降は長期にわたり一定の成績を収めるようになります。
しかし、1976年の大会でアクシデントが発生し、以降は長らく低迷期を迎えました。
復活のきっかけとなったのが、2004年に原晋監督が就任したことでした。
原晋監督が就任してからの成績は以下のとおりです。
年度 | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
---|---|---|---|
2004 | 第16回:不出場 | 第36回:不出場 | 第81回:不出場 |
2005 | 第17回:不出場 | 第37回:不出場 | 第82回:不出場 |
2006 | 第18回:不出場 | 第38回:不出場 | 第83回:不出場 |
2007 | 第19回:不出場 | 第39回:不出場 | 第84回:不出場 |
2008 | 第20回:不出場 | 第40回:不出場 | 第85回:22位 |
2009 | 第21回:不出場 | 第41回:15位 | 第86回:8位 |
2010 | 第22回:11位 | 第42回:不出場 | 第87回:9位 |
2011 | 第23回:10位 | 第43回:9位 | 第88回:5位 |
2012 | 第24回:優勝 | 第44回:不出場 | 第89回:8位 |
2013 | 第25回:5位 | 第45回:6位 | 第90回:5位 |
2014 | 第26回:中止(台風) | 第46回:3位 | 第91回:総合優勝 |
2015 | 第27回:優勝 | 第47回:2位 | 第92回:総合優勝 |
2016 | 第28回:優勝 | 第48回:優勝 | 第93回:総合優勝 |
2017 | 第29回:2位 | 第49回:3位 | 第94回:総合優勝 |
2018 | 第30回:優勝 | 第50回:優勝 | 第95回:2位 |
2019 | 第31回:5位 | 第51回:2位 | 第96回:総合優勝 |
2020 | 第32回:中止(新型コロナ) | 第52回:4位 | 第97回:4位 |
2021 | 第33回:2位 | 第53回:2位 | 第98回:総合優勝 |
2022 | 第34回:4位 | 第54回:3位 | 第99回:3位 |
2023 | 第35回:4位 | 第55回:2位 | 第100回:総合優勝 |
2024 | 第36回:3位 | 第56回:3位 | 第101回:? |
② 原晋監督の就任と改革
2004年に就任した原晋監督は、徹底した選手育成と独自のチーム作りで青山学院を変革しました。
具体的には、選手個々の適性を最大限に活かすプログラムの導入や、チームスローガンを通じたモチベーションの向上が挙げられます。
その結果、2008年度に33年ぶりの箱根駅伝出場を果たします。
翌2009年度には8位となり、41年ぶりにシード権を獲得しました。
この功績が次の飛躍への足掛かりとなりました。
③ 青学初優勝とその後の躍進
2015年の第91回大会で、青山学院大学はついに総合優勝を果たします。
その後も勢いを維持し、2018年まで4連覇という快挙を成し遂げました。
この間、「チーム一丸となった努力」や「監督の革新的なリーダーシップ」が鍵となりました。
青山学院大学は現在でも駅伝界を牽引する存在となっています。
原晋監督の書籍を紹介します。特に、下記の3つはビジネスマンにも売れ行きの良い書籍です。
青山学院大学駅伝の今後の展望
青山学院大学陸上競技部の今後の展望について以下の内容で見ていきましょう。
- 青学駅伝の最新作戦名と目標
- 青学駅伝とライバル校との比較
- 青学駅伝、新たな挑戦への取り組み
① 青学駅伝の最新作戦名と目標
2024年の「負けてたまるか大作戦」は、駒澤大学をライバル視した目標が込められています。
選手たちは日々の練習で強さを磨き、目標達成に向けて励んでいます。
この作戦名に象徴されるように、チームの結束力と挑戦心が鍵となります。
② 青学駅伝とライバル校との比較
ライバル校として特に注目されるのは駒澤大学です。
そういえば欽ちゃんこと萩本欽一さんも駒澤大学生として駅伝部を激励していましたね。
駒澤大学の強みは、安定した選手層と戦略的な区間配置です。
青山学院大学が勝つためには、さらに高いパフォーマンスと戦略の精度が必要です。
駒澤大学の他には、2024年:全日本大学駅伝で優勝した國學院大學、古豪の早稲田大学、そろそろ上位に喰いこんできそうな創価大学あたりでしょう。
個人的にはボクの母校である神奈川大学に復活してほしいんですけど…。せめてシード内に。
③ 青学駅伝、新たな挑戦への取り組み
青山学院大学は、次世代の駅伝界を見据えた取り組みも積極的に行っています。
選手の競技力向上だけでなく、心理的なサポートやメンタルケアの充実も図っています。
また、AIやデータ分析技術を活用したトレーニングの効率化にも取り組んでいます。
最新技術を駆使したトレーニング法で、選手個々の強みを最大限に引き出して、結果に結びつけています。
さらに、駅伝以外の長距離大会への挑戦も視野に入れており、国内外の大会での活躍が期待されています。
新しい取り組みによって、青山学院大学はより多くの駅伝ファンに感動を届けることを目指しています。
下記リンク先で、選手情報や色々な大会の情報を見ることができますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ:青学駅伝の作戦名は?歴代の「~大作戦」に注目!
青山学院大学駅伝チームは、1943年の初出場から現在に至るまで、激動の歴史を歩んできました。
原晋監督の就任を契機に、チームは復活を遂げ、2014年度には初の総合優勝を果たしました。
その後の4連覇や、毎年恒例の「~大作戦」は、多くの駅伝ファンに感動と笑顔を届けています。
特に最新の「負けてたまるか大作戦」は、強豪ライバル校との戦いに挑む強い意志が込められています。
これからも新たな挑戦を続ける青山学院大学駅伝チームの未来に注目です。