サッカーの背番号には、単純な番号ではなくその選手がこだわる意味や想いが込められています。
特に「10番」や「7番」は、うまい選手が背負う番号のイメージがあって、特に中学・高校の部活レベルだと下手な人は遠慮しがちな番号です。
この記事では、サッカー界で「うまい順」と言われる背番号のランキングや、実際のプレーヤーを例にして、それぞれの番号に込められた役割や意味を詳しく解説します。
【サッカーの背番号】うまい選手が背負う背番号ランキング
そもそもサッカーの背番号は、うまい順ではないのは周知の事実ですが、ここでは敢えて独断と偏見で【1~11番】のうまい順で紹介します。
- 10
- 11
- 7
- 8
- 6
- 9
- 5
- 4
- 3
- 2
- 1
はい、いかがでしょうか?
繰り返しになりますが、あくまで独断と偏見です。
ボクは初期の【キャプテン翼】やW杯でマラドーナが活躍した世代なのでこの順番になってしまいます。
大空翼、ロベルト本郷、ペレ、マラドーナ、ジーコ、中村俊輔などなどが10番、9番が中位なのはうまいというよりは、ゴリゴリの点取り屋のイメージだからです。
ということで、以下の内容で深堀りして解説していきます。
- 1位は10番!その理由とは?
- 11番と7番の選手は華麗なテクニシャン
- 技巧派の8番とゴリゴリ攻撃的な9番
- 背番号6番・5番は守備的な存在
- 絶対的守護神の1番
- 番外編:注目のパーソナルナンバー
① 1位は10番!その理由とは?
背番号10番は、サッカー界で「エースナンバー」として知られ、技術力や創造力に優れた選手が着用することが多いです。
漫画では大空翼、実際のプレーヤーではメッシやマラドーナ、ロナウジーニョなど、10番は歴代のスーパースターたちが背負ってきました。
日本代表では中村俊輔氏、木村和司氏、ラモス瑠偉氏、堂安律選手でしょう。
このため、10番はサッカー界で「もっとも上手い選手が着ける番号」とされ、多くのファンや若手選手が憧れる番号です。
中学や高校の部活でも一番テクニックがあるヤツが10番付けていましたからね。
しかも10番て、イケメンが多い気がします…。
② 11番と7番の選手は華麗なテクニシャン
次に人気が高いのは11番と7番です。
11番はウイングやアタッカーの選手が着用することが多く、華麗なテクニックでファンを魅了する選手に選ばれています。
漫画では11番の岬太郎、サッカー日本代表ではキングカズこと三浦知良選手です。
7番は、クリスティアーノ・ロナウド、ベッカム、ラウールあたりでしょう。
日本代表ではやはり中田英寿氏、その前の前園真聖氏がインパクトありましたね。
ということで、7番はチームの象徴的な存在である選手が背負っていますし、ラッキーセブン的にも人気が高いのでしょう。
③ 技巧派の8番とゴリゴリ攻撃的な9番
8番は、技術力のあるミッドフィールダーが多く背負う番号として知られています。
プレーメーカーやボールコントロールに長けた選手が多く選び、代表的な選手にはスティーブン・ジェラードやシャビがいます。
ちなみにスペイン代表では6番を付けていたイニエスタは、ヴィッセル神戸では8番でしたので、やはり8番はキープ力のある選手のイメージです。
9番はフォワードの象徴的な番号で、ゴールを奪う役割を担う選手が付けることが多いです。
漫画ではやはり猛虎・日向小次郎ですし、元イタリア代表の重戦車ヴィエリですね。
テクニシャンというよりも相手を蹴散らすゴリゴリの強引さでネットを揺らすストライカ―です。
ちなみにサッカーではなくフットサルですが、元フットサル日本代表の森岡薫選手が9番なんですけど、彼もゴリゴリの点取り屋でした。
彼のゴールを見たセルジオ越後氏は「得点力不足のサッカー日本代表が欲しいのは森岡薫の決定力だ」とコメントしていました。
④ 背番号6番・5番は守備的な存在
守備的な役割を担う選手には、背番号5番や6番が選ばれることが一般的です。
特に5番はディフェンスのリーダーとしての責任を表すことが多く、セルヒオ・ラモスやプジョルなど、堅実なディフェンダーが背負ってきました。
キャプテン翼では次藤洋ですな。
6番も守備的ミッドフィールダーが多く着用し、守備と攻撃のバランスを取る役割を担っています。
そして6番といえば、悪魔の左足を持ったロベルト・カルロスです。
サッカーファンなら一度はみたことがある伝説のフリーキック…、これマジでエグいです。
球速もさることながら、アウトサイドにひっかけてグンッと曲がりながら落ちてゴールに吸い込まれる…。
こんなシュートが撃てるのはロベルト・カルロスだけじゃないでしょうか。
そして、日本代表ではキャプテン遠藤航選手ですね。
1対1の強さ、球際の強さ、フィジカルがタフな選手が付けるイメージです。
⑤ 絶対的守護神の1番
1番といえばゴールキーパー、基本的にフィールドプレイヤーは付けません。
(マニアックなネタですが、フットサルではフィールドプレイヤーが1番を付けていた選手もいました。PSTCロンドリーナの奥村敬人氏)
はい、ゴールキーパーはチームに数人しか在籍できず、メッチャ競争率が高いポジションです。
よくフォワードは数回あるチャンスをミスっても1度のゴールが賞賛されますよね。
日本代表初のワールドカップ出場を決めた岡野雅行氏が数度のチャンスを潰すも最後にゴールを決めて日本中が熱狂したアレです。
その一方、ゴールキーパーは一度のミスも許されないポジションなんですね。有名なのはJリーグで起きた南雄太氏のオウンゴールでしょうか。
あまり人の失敗を笑うのはどうかと思うのですが、会社でミスした時や彼女にフラれた時など、元気が出ない時はこちらの動画を見てみてください。
≫【珍プレー】不謹慎にも笑ってしまう爆笑のGKオウンゴール集!
⑥ 番外編:注目のパーソナルナンバー
最近では、選手自身のこだわりを反映した「パーソナルナンバー」も注目を集めています。
誕生日や憧れの選手の番号に由来する番号を選ぶ選手が増え、22番や99番といった番号も人気です。
- 22番:三苫薫選手、若林源三(キャプテン翼)
- 4番:本田圭佑氏
- 17番:長谷部誠氏
- 17番:高校サッカー【四日市中央工業のエースナンバー】
- 23番:ベッカム
- 14番:ベッケンバウアー、三杉淳(キャプテン翼)
現代サッカーにおける背番号のトレンド
現代サッカーにおける背番号のトレンドを以下のとおり紹介します。
- 自由化する背番号の選び方
- 背番号人気の背景とスター選手の影響
- 背番号から見える新しいポジションの潮流
① 自由化する背番号の選び方
選手が自由に背番号を選べる現代では、背番号の意味も多様化しています。
以前は1~11番がスタメン選手の番号として使われましたが、現在では20番台や30番台も見られ、背番号がパーソナルなものとして尊重されています。
② 背番号人気の背景とスター選手の影響
背番号の人気には、やはりスター選手の影響が大きいです。
例えば、クリスティアーノ・ロナウドの「7番」や、メッシの「10番」は、若い選手やファンが憧れる象徴的な番号となっています。
③ 背番号から見える新しいポジションの潮流
背番号からは、新しいサッカー戦術やポジションの変化も見えてきます。
例えば、3バックシステムの台頭で、従来の4バックに比べて、サイドバックの背番号が3や5ではなく、大きい番号になることも増えています。
現代サッカーにおいて、背番号は単なる数字以上の意味を持っているのです。
そういえば、日本代表DFで世界でも活躍する冨安健洋選手はアーセナルでは18番、日本代表では16番です。
ちょっとさかのぼると、元日本代表:長友佑都氏は5番、インテルでは55番でしたね。
サッカーの背番号の歴史と意味
それでは、最後にサッカー背番号の意味と役割について解説します。
- 背番号の歴史と意味
- 背番号がポジションと結びついた理由
- 背番号と選手の個性・特徴
① 背番号の歴史と意味
サッカーにおいて背番号が導入されたのは、選手の識別をしやすくするためでした。
1920年代にイギリスで背番号が初めて使われたと言われ、当時は選手のポジションに沿った番号が付けられていました。
例えば、ゴールキーパーには1番、ディフェンダーには2~5番、フォワードには9番や11番といった具合です。
その後、背番号はポジションに合わせて定着し、世界中に広がっていきました。
② 背番号がポジションと結びついた理由
背番号がポジションと結びつくようになったのは、当初のサッカーフォーメーションが大きく影響しています。
当時のサッカーでは「2-3-5」「3-3-4」など、前線に多くの選手を配置したフォーメーションが主流で、後方から番号を振っていく形でポジションに応じた番号が定着したのです。
例えば、ディフェンダーは小さい番号を、攻撃的な選手は大きい番号を与えられ、これが現在でも続く背番号とポジションの結びつきの由来となっています。
③ 背番号と選手の個性・特徴
現代では、ポジションに関係なく選手が自由に背番号を選ぶことが増えています。
特にヨーロッパリーグでは、選手が自分の誕生日や好きな数字を背番号にする例も見られ、背番号が個性を表現する一環となっています。
また、かつてのスター選手が背負っていた番号を引き継ぐことで、選手の象徴ともなりつつあります。
まとめ:サッカー背番号をうまい順のNo.1は伝統の【10番】
サッカーの背番号には、それぞれのポジションや選手の個性、そして歴史が反映されています。
特に10番は世界中で「もっとも上手い選手が背負う番号」として多くの選手が憧れ、ファンにも強い印象を与える特別な背番号です。
ペレやマラドーナが10番を付けてワールドカップで活躍したので、みんな10番を付けたがりましたよね。
他には、結構人気があった14番はベッケンバウアーから始まりましたし、クリスティアーノ・ロナウドの7番はサッカー小僧の憧れとなりました。
さらに、現代では背番号の選び方が自由化し、選手自身の誕生日やパーソナルな意味を持たせた番号が増え、背番号は一層個性を際立たせる要素になっています。
背番号を知ることで、サッカーがさらに面白く、選手への理解も深まります。
次回、試合で背番号を目にしたとき、その選手やポジションに込められた意味にも注目してみてくださいね。