野球観戦中にホームランボールをキャッチする瞬間は、ファンにとって特別な体験ですよね。
でも、「ホームランボールってサインしてもらえるの?」「キャッチしたのに返さなきゃいけないの?」色々と疑問があると思います。
結論から言うと、自分がキャッチしたホームランボールに打った選手のサインをしてもらえる時もありますが確率は低いです。
本記事では、そんな貴重なホームランボールを手に入れるための方法や条件から、サインをもらうためのアプローチ、そして無事に持ち帰るためのコツまでを詳しく解説します。
ホームランボールはサインしてもらえるが…
野球場で「ホームランボール」をキャッチするのはファンにとって夢の瞬間です。
野球ファンなら、お気に入りの選手のホームランボールを捕れたら「サイン」をもらいたいですよね。一生の宝物になりますから。
ただし、試合後に選手に近づくことすら難しいため、サインをもらう機会は限定されますし、運良く出会えても選手やチームの規則により、サインを断られることもあります。
具体的に選手のサイン入りホームランボールをもらえた例は、
- 選手の記念となるホームランボールと引き換えに別のボールにサインしてもらう
- 後日のファンイベントなど選手と出会える場所でサインしてもらう
記念すべき第1号ホームランや第100号ホームランなど、区切りや記念となるホームランボールをキャッチした場合は、球団職員から声をかけられます。
ホームランを打った選手としては、やはり記念ボールを手にしたいです。
ですので、キャッチしたファンからホームランボールを受け取り、その代わりにサインボールやサインバットなど豪華グッズをプレゼントされたり、選手と一緒に写真を撮ることができるのです。
あとは、ゲットしたホームランボールを持って、球団のファン感謝祭などのイベント時に選手に近づいてサインしてもらう、ですね。
ホームランボールをもらえない条件とは?
プロ野球の試合中に観客席に飛んできたホームランボールは、基本的に観客が持ち帰ることができます。
実は、プロ野球の試合で使われるボールには試合日と対戦球団名が記されています。
ということで、別の試合や他の球場で使うことができないので、観客が持ち帰ることができるのですね。
ただし、以下の条件では、ホームランボールをもらえないので注意が必要です。
- 練習時のホームランボール
- 第〇〇〇号など記念ホームランボール
- [春のセンバツ・夏の甲子園]などの高校野球のホームランボール
それでは一つずつ見ていきましょう。
練習時のホームランボールはもらえない
練習時のホームランボールはもらえないことが多いです。
試合前のバッティング練習などで使われる練習球は、耐久性が高く作られていて、2軍などの練習でも再利用されることがあり、球団スタッフによって回収されます。
まぁ、練習中に飛んできたホームランボールをゲットできたとしても、正直あまり嬉しくは…ないかもしれませんね。
第〇〇〇号など記念ホームランボールはもらえない
上述のとおり、選手としての記念となるホームランボールは原則として、選手に返却するようになります。
ただし、ホームランボール以上に豪華なサイングッズや選手と一緒に写真を撮れたり、会話したり握手もできるので、ファンとしてはメッチャ嬉しい思い出が作れるはずです。
[春のセンバツ・夏の甲子園]などの高校野球のホームランボール
高校野球の「甲子園大会」で飛び交うホームランボールは、観客が持ち帰ることはできません。
ホームランボールは、打った選手に記念として渡されるため、高校野球ファンがゲットすることはできないのですね
その一方で、2002年から春のセンバツ・夏の選手権大会の甲子園で行われる全国高校野球の試合では、ファウルボールのみ観客が持ち帰ることができるようになりました。
高校野球連盟が粋な計らいで、将来の高校球児の子どもたちのために「甲子園球児を夢見て野球を頑張ってほしい」ということで決めたそうです。
ホームランボールが顔に直撃してケガをしたら?
プロ野球や高校野球で使用される「硬式ボール」は、石ころのようにとても硬いです。
当然、ホームランボールが直接顔や体に直撃したらケガをしてしまいますし、最悪命を落とす危険性もあります。
万が一、ホームランボールが当たってしまった場合は、近くの球場スタッフを呼んで応急処置をしてもらい、すぐにでも病院に行って医師の診断を受けてください。
日本の球場では、観客を守る安全性を持って設計されていますし、事故が起こっても球場運営者や球団関係者が迅速に対応します。
とはいえ、試合中は打球の行方から目を離さないなど、観戦時の自己防衛も非常に重要です。
フェンス近くの席や安全ネットがあるエリアでなければ、より一層のリスク管理が必要なのです。
もし、ホームランボールをゲットしたいなら、グローブを持っていくことをおすすめします。
ホームランボールをキャッチする直前に別の人に奪われたら?
プロ野球中継や「プロ野球珍プレー好プレー」といった番組でよく見る、野球ファンによるホームランボールの奪い合い。
でも実は、基本的にホームランボールが飛んできた人の席がキャッチして手にするのが原則です。
要は、アナタが隣や後ろの人の席に身を乗り出してホームランボールをキャッチしたとしても、アナタが手に入れられるボールではないのです。
逆に、アナタの席に飛んできたホームランボールを別に人に奪われても、アナタはホームランボールを手にすることができるのです。
とはいえ、他のファンと口論になって奪い合いになるとトラブルになるので、そんな争いごとは避けて楽しく野球観戦したいですよね。
まとめ:ホームランボールにサインしてもらえるけど条件付き
まとめますと、具体的にホームランボールにサインをしてもらえたケースは以下のとおりです。
- 選手の記念となるホームランボールと引き換えに別のボールにサインしてもらう
- 後日のファンイベントなど選手と出会える場所でサインしてもらう
また、ホームランボールをもらえないケースもあり、以下の内容が挙げられます。
- 練習時のホームランボール
- 第〇〇〇号など記念ホームランボール
- [春のセンバツ・夏の甲子園]などの高校野球のホームランボール
ただ、気を付けたいのは、サインをもらえた・もらえないに関わらず、ホームランボールをキャッチした後にタチの悪いファンとトラブルになるリスクもあるので気を付けましょう。
ホームランボールに固執しすぎると、逆に野球の楽しみが制限されることもありますからね。
大好きなチームと選手を応援しながら、楽しく野球観戦しましょう。
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